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6/11 2002年ワールドカップ観戦記2 (試合前半) 

● 試合前

 やがてピッチにカメルーンの選手が登場。体操したり、軽く走ったりと練習をはじめました。

カーン練習中そしてドイツ側も2人。そしてゴール前でセービングの練習。おお、カーンだ!
練習中
 やがて他のドイツ選手も現れ、体操したり、数人でボールの蹴り合いをし始めました。双眼鏡で覗くと、クローゼ、ヤンカー、バラック、ビアホフ、その他今までTV画面に向かって応援していた選手達が練習していて感動。たぶんフェラー監督と思われるトレシャツ・トレパン姿の白髪のおじさんも、練習の中に混じっていました。

カメルーンサポーター 後ろではカメルーンサポーターが太鼓を叩き、踊りはじめていました。明るいなあ。しかし今からそんなにハイテンションで、試合の最後まで持つのか?
クローゼ紹介中
 スクリーンでは選手紹介も始まりました。


●前半開始

 選手達が控え室に引き上げ、試合開始時間が迫ってきました。さっきまでぱらぱらと降っていた雨も上がっていました。

選手入場 いよいよ選手入場。カメルーン選手は前の選手の肩に手を置いて入場しています。

 一列に並んで国歌斉唱。まずはカメルーンから。そしてドイツ。近くのドイツ人が思いっきり音とテンポをはずして歌ってました。

 そしてキックオフ。ホイッスルと同時に多数のカメラのフラッシュが焚かれます。


 試合開始からしばらくの間はドイツが攻め気味で、カメルーン陣営でのやりとりが多く・・・したがって試合は私からはるか遠い彼方。遠すぎて誰が何をやってるのか分からない(せっかくの生観戦なので、意地でスクリーンを見ないようにしていた)。向こうの側ではしきりに歓声が上がっていて羨ましい。

暇そうなカーン 目の前のゴールを守っているカーンも暇そうに見えました(もちろんそんな事はないんでしょうが)。

 開始から10分ぐらいでしょうか、ピーという笛の音。そして審判の高く挙げた手にあるものは、イエローカード!
 おおーっ!というどよめきが、会場内に響き渡りました。しかし遠すぎて誰に出されたのかが分からない。自分の座っているまわりからも「誰?どっち?」という声が聞こえてました。
 それからすぐ、また笛が鳴ってイエローカード。今度は出されている選手の頭で分かりました。
ヤンカー、あんた何してん?


 さて試合は相変わらず遙か向こう、たまにはこっちにも来い!と思っていると、カメルーン選手がボールを取り、ドイツゴール目指してもの凄い勢いで走ってきました。
 俊足でドイツDFをかわして、なんとカーンと一対一!カーンの真っ正面でシュート! カーンが弾く! 転がったボールは再びカメルーンの選手の元へ。うわあ、カーン止めてくれー!
 カーンが再びシュートを弾く、でもボールはゴールへと転がっていく。もうだめだ〜と思った瞬間、ラインギリギリ手前でカーンがボールを押さえ込んで止めた! 
 カーン様ありがとう。思わず拝みたくなりました。

 お互いこの試合を勝たないと予選リーグを突破できないので、両軍ともかなりエキサイト。ファールを取られる事も多くなってきました。

 そうしているうちに激しい接触があったのかカメルーンの選手ソングが倒れ(鼻血出していた)、ドイツとカメルーンの選手がつかみ合いを始めました。両方の選手が集まってきます。おお乱闘騒ぎか!
 まあそれは収まったのですが、ソングの鼻血にカメルーンが怒ったのか、カメルーン側の攻撃が激しくなってきました。何度かドイツゴールを脅かしますが、ことごとくカーンが好セーブで守っています。カーン、まじで凄いわ。

 カメルーンが押し気味になってきたので、後ろのカメルーンサポーター一同はお祭り状態。太鼓のリズムに合わせて、歌い踊っています・・・君ら、試合は見てるのか? トランス状態に入ったか、目がすでにイッてる人も・・・。

 お互いの攻防がどんどん激しくなってきて、審判も熱くなっているのか、イエローカードを立て続けに出してます。普通のファールでは?というのもイエローを出しています。出しすぎちゃうん?
 この後蹴られたのかクローゼが頭を怪我するし、また選手が集まって何か揉めてるし、無事終わるんだろうか、この試合?と不安になってきました。

前半

 そして前半も終了に近づいた頃。
 カメルーンの選手がボールを取り、ドリブルで一目散にドイツゴールめがけて走ってきました。そのスピードが早すぎてドイツの誰も追いつけない。遅いぞ、ドイツ。ゴール前ではラメロウが待っていました。カメルーンの選手がその脇を通ろうとしたとき、

 すってんころりん。

 見事なまでに綺麗に素っ転びました。
 ラメロウを避けるときにバランスを崩して勝手にコケただけに見たのですが、笛が鳴ってイエローカード。あれもしかして2枚目と思っていると、出た、レッドカード!

 うわあああああ!

 ドイツサポの叫びと、カメルーンサポの歓声が交差します。

 審判の阿呆ー!今のどこがファールやねん!ファールでもイエロー出すほどのもんでもないやろ! ドイツ人サポーターも「レフリー、ゴーホーム!」とか、いろいろ叫んでいました。

 試合再開。なんかどんどん試合が荒れてきて・・・
 ドイツゴール前で、高く上がったボールを取ろうとカーンとソングがジャンプしました。ボールをキャッチしたカーンですが(その前に笛鳴ってたんだが)、その後左腕をぶんっと振り下ろした先にソングがいて、ゴキッとひじ鉄食らわす形になりました。・・・あれは痛そう。
 やっぱり痛かったんだろうソングは怒って、カーンに駆け寄り言い争いをはじめました。おいおいそんな事をしていると、と思ったらやっぱりお互いにイエローカード。おい〜カーン、冷静になってくれ〜。GKまで退場になったら洒落にならん。

 一人少ないドイツはカメルーンに押されぎみ。そしてカメルーン応援団は勝ったとばかりにさらに踊りと歌がエキサイト。そして前半が終了しました。


ハーフタイム

神風ドイツサポ 頭に浮かんだのは、98年フランス大会の準々決勝ドイツ対クロアチア。あの時も退場者が一人出てドイツは負けてしまいました。今度も・・・と思うと気分がどんどん沈む沈む・・・・。

 暗くなっている私の近くでは、カメルーン人が嬉しそうに記念撮影していました。そして近くにいたドイツ人にも声を掛け、一緒に記念撮影。仲良く肩組んだりと和気藹々。日本人も加わって、その後は3国仲良く記念撮影大会。暗い気分が吹っ飛びました。

 後ろのカメルーン人応援団起点で、ウェーブが起こりました。ウェーブはN→E→Sとスタジアムを3/4周したものの、メインスタンドのWで消滅。またウェーブが起きましたが、やっぱりメインスタンドの所で消滅。メインスタンド1階は報道関係・VIP席が中央の大半を占めていて一般席はその下の数列。数が少ないのもあるのだろうけど、ノリが悪いなあ。
 カメルーン応援団はやっきになって何回もウェーブを起こしたものの、全部メインスタンドで消滅させられたためメインスタンドに向けて激しくブーイング・・・という事をしているうちに、いつの間にか後半戦が始まっていました。

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