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03年11/2 セリエA キエーヴォ対インテル (ヴェローナ) その2 (その1へ) 
キエーヴォクルヴァ席
 後半ですが、ぽっかり空いていたクルヴァ席の空席が、やっとキエーヴォウルトラで埋められ、そしていくつか応援歌を披露しはじめました。今までどこ行ってたんじゃ!

 後半開始15分ぐらい、フリーでパスを受けたレコバがヴィエリにどんぴしゃのセンタリングを送って、それをヴィエリがヘディングで決めてインテル先制。あまりにそれが素早く鮮やかだったので、「へっ?」という感じで両ティフォージとも一瞬固まってました。インテルはここのところず〜っと勝てなかったので、インテリスタはお祭り騒ぎ。キエーヴォ相手でなければ、私も喜びたかったんですが・・・。
 それからすぐ、今度はヴィエリから、フリーだったレコバにパスが出て、レコバが決めて2点目。キエーヴォは人数少ないから仕方がないのかもしれないけど、なんでレコバをフリーにしとくかなあ。それにしても今季のキエーヴォは、後半に入ってから早い時間に点を取られる事が多すぎる。前半の緊張感が持続できないのかなあ。
 インテリスタからはチーノ(レコバ)コールが起こっていました。
 
 試合をひっくり返すことは難しくても、せめて1点返して欲しい。昨シーズンまでのキエーヴォならそれも十分期待できたのですが、今のキエーヴォは積極的に攻めているのもかかわらず点が取れるような気がしない。一人少ないというのもありますが、なんでだろうと考えながら試合を見ていました。で、理由をいろいろ考えたのですが、長くなるのでまた別で。

 試合はそのまま0-2で終了。

ベンテゴーディの芝整備 選手が去ったピッチでは芝の整備が行われていましたが、めくれた芝を蹴って穴に戻して踏むだけ。次の日にちゃんと整備してるんだと信じたい・・・。前日は雨だったものの、当日は快晴だったにもかかわらず、滑ったり躓いたりしている選手が何人もいました。あのピッチコンディションじゃ、ホームで試合をしない方がましかも・・・。
 ところで、少し前公式サイトで、「キエーヴォの将来の夢は?」というアンケートがあったのですが、「チャンピオンズリーグ出場」「ユーヴェに勝つ」などと並んで「イングランドのようなスタジアム」というのがありました。それ誰の夢やねん!と会長につっこみたくなりましたが、以外に票をのばしていましたので、「イングランドのような”美しい芝の”スタジアム」が欲しいという意味だったのかもしれません。

写真 (写真をクリックすると大きな画像を表示します)
キエーヴォクルヴァ席 キエーヴォインテル戦後半 キエーヴォインテル戦後半
キエーヴォクルヴァ席

キエーヴォ対インテル戦
後半
キエーヴォ対インテル戦
後半

 スタジアムを出た後の人の流れは、南東(駅方向)と北東(川・旧市街方向)に分かれていました。北西(キエーヴォ地区方向)へ向かう人は少なかったです。バスがこの時間にはもう無いので(実際は23時台に2本ほどあったようです)、一旦駅まで歩いて、そこでタクシーを拾って旧市街にあるホテルまで帰るつもりでした。しかし旧市街方向に向かう人が多かったので、それなら安全かと思って歩いて直接旧市街に向かうことにしました。

 スタジアム前のバス停の脇にあるスタジアムと反対側にのびる道(ここに路上駐車してる人も多い)を歩いていくと、やがて運河に出ました。そこを右に折れしばらく歩くと左に橋があり、それを渡ると正面に大きな門=パリオ門Porta Palioがありました。この門の左に大きな駐車場があって、こっちへ歩いてきたほとんどの人はこの駐車場に停めている人だったようで、ここから先旧市街に向かう人はぐっと少なくなりました。パリオ門の真後ろからのびる広い道・ポルタ・パリオ通りを真っ直ぐ歩くと、10分ほどでカステルヴェッキオの前に出て、その門の前から右(ローマ通り)に折れると、やがてブラ広場へ。ブラ広場のカフェはまだ営業していました。スタジアムからここまで30分弱くらい。

インタビュー 部屋に戻って即行テレビをつけると、ちょうどRaiのサッカー討論番組をやっていて、今の試合を取り上げていました。デル・ネリ監督のインタビューもあったのですが、何言ってるかさっぱり分からん(退場の事を聞かれて、それに答えていたようです)。この番組、ファウルシーンのリプレイを何度も流して検証しあうのですが、マルケジャーニの問題の場面は20回ぐらいリピートしてました。ヴィエリの腹にマルケジャーニの蹴りが入ってたんですね。しかしボールを空振りした足がそのまますぐ正面のヴィエリの腹に当たってしまったという感じで、故意にやったようには見えませんでした。コッサートが倒されたのにノーホイッスルだった場面は、5回リピート。

 翌朝のガゼッタ紙(G)、コリエレ・デロ・スポルト紙(C)、Rai(R)の、マルケジャーニと審判に対する採点&コメントは以下のようになっていました(Raiは採点のみ)。

Marchegiani
(G) 5.5 ヴィエリの冷静な攻撃に対して良い反応を見せた。レコバの攻撃は脇にそれて救われた。その後ヴィエリへの飛び出しに失敗し、倒してしまった。もし敵を助けるためにプレーを止めなければ、自由だっただろう。その報いとして正々堂々赤になった。これこそカルチョだ。
(C) 5.0 メッシーナは現場近くにいた線審のマッジャーニとの相談で、ヴィエリへのファールに対する退場の宣言をしたのであろう。必要不可欠な損失だった。
(R) 6

Messina ベルガモ出身やんけ!(←街のチームとしてアタランタがありますが、ミラノ近郊なので・・・)
(G) 5.5 マルケジャーニの退場は実質的には正しい。しかしながら、最初続行させたままにしておいて、そのあと実にゴールキーパー!によって引き寄せられ、ネラズーリからの圧力でとうとうプレーを中断し、線審のマッジャーニと相談するという、矛盾した行動を通して我々に示された。
(C) 4 あまりに多くのミス。
(R) 6.5

 悪訳ですみません。
ガゼッタは、あのファールは赤でもいいが、最初ファールをとらず流していたにもかかわらず、指摘を受けた後赤を出すとは何事だと、審判の優柔不断な態度に渇を入れているようです。マルケジャーニに対しては、正直者だと誉めている? 
私自身の審判の評価は5という所なんですが、コリエレの評価は4ですか(笑)。
Raiには本当に試合を見ていたのかと尋ねたい。

 他の選手の採点は以下のとおりです。ランナとココの評価が見事にバラバラです。ガゼッタは大抵いつも、ミラノのチームとの対戦相手には辛い点数をつけます。フル出場のはずのトルドのs.vは、ほとんど仕事させてもらってないからだって(泣)
Chievo G C R Inter G C R
Marchegiani 5.5 5.0 6.0 Toldo s.v 6.0 6.0
Frezzolini 6.0 6.0 6.0 Cordoba 6.0 6.0 6.0
Moro 6.5 6.0 6.0 Materazzi 6.5 6.0 6.5
Sala 5.5 5.5 6.0 Cannavaro 6.0 6.0 6.0
D'Anna 5.5 6.0 5.5 J.Zanetti 6.5 6.0 6.5
Lanna 5.0 6.0 6.5 Almeyda 5.5 5.5 6.0
Santana 5.5 6.5 6.0 C.zanetti 6.5 6.0 6.0
Perrotta 6.5 6.5 6.0 Coco 6.0 6.5 5.0
Baronio 6.0 7.0 6.5 Farinos 6.0 s.v 6.0
Semioli 5.0 6.0 6.0 Helveg s.v s.v s.v
Morrone 5.5 5.5 5.5 Emre 5.5 6.0 5.0
Cossato 5.5 5.5 5.5 Recoba 7.5 7.5 7.0
Amauri 5.5 6.0 6.0 Vieri 7.0 7.0 6.5
Pellissier 6.0 5.5 6.0 Martins 6.0 6.0 6.0
Del Neri - 6.0 5.5 Zaccheroni - 7.0 6.5

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