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03年11/2 セリエA キエーヴォ対インテル (ヴェローナ) その1 (その2へ) 

 チケットは最初クルヴァ席を当日買おうと思っていたのですが、公式サイトでチケットの販売が始まり、下のカテゴリーの席が次々と売り切れ表示になっていくのを見て当日券が買えるか少し不安になり、高いけど芝の整備費への寄付金だと思って、サイトで2階バックスタンドPoltronissimmeを92ユーロで購入してしまいました。
 その後サイトでは全券種売り切れたのですが、結局のところは当日券の発売がありました。その日の観客数は2万5千人。バックスタンドとゴール裏3階はまあまあ埋まっていたものの、メインスタンド、ゴール裏2階席、1階席は空席が目立ちました。

 ちなみにこの日、ヴェローナのお隣のブレシアではブレシア対パルマのデイゲームがあり、ミラノ発ヴェネツィア行きの列車には多数の日本人が乗っていて、ブレシアで降りていきました。

6番のチケット窓口 19時ごろ旧市街のブラ広場からバスに乗り、ポルタ・ヌオーヴァ駅へ。そこで95番のバスに乗り換えベンテゴーディ・スタジアムへ。インターネット販売分の受け渡し場所である6番窓口は、バスを降り、道を渡ってスタジアムに行き、柵沿いに右に歩くとすぐみつかります。窓口で購入証明のメールを差し出すと、「ドキュメント(身分証明書)は?」と尋ねられました。そういえばパスポートを宿のチェックインの時にフロントに預けてそのままで、もらってくるのを忘れてた。
 「すみません、ホテルにあります。クレジットカードでもいい?」と尋ねると、「かまわないよ」との事。カードのNoを控えた後、名前が手書きされた封筒に入ったチケットを渡してくれました。
 ゲートでは相変わらずチケットのチェックのみで荷物検査無し。スタジアムの階段の所でマッチデー・プログラムとキエーヴォ・ブラジルの為のチャリティーのチラシを配っていました。

Poltronissime席 Poltronissimeは一番値段の高い座席だからか、各席にガゼッタ紙が置かれていました。座席の後ろには、飲み物・スナックを売る売店もありました。すぐ上に3階席が覆い被さっているので後ろの方は見にくいのではないかと思っていましたが、たった4列までしかないのでどの席でも見やすいと思います。
 私の席はキエーヴォ・クルヴァ席に近い、前から2列目でした。ネット購入の席という事でもしかすると・・・と覚悟はしていたのですが、前後左右をインテリスタに囲まれました。せっかくのホームでの観戦だというのに・・・。私の周辺はキエーヴォファンよりインテルの方が多かったです。

 ピッチのメインスタンドに近いところでは、キエーヴォとインテルのユニフォームを着た子供達の練習試合が行われていました。そして試合の後、両チームの子供達がQueenの「We are the Champions」の流れる中ウイニングラン。スタンドからは暖かい拍手が起こっていました。
 やがてピッチにインテルの選手が現れ、その後キエーヴォの選手も出てきて練習をはじめました。何故かベンテゴーディではアウェイ・クルヴァ席前でキエーヴォが練習し、キエーヴォ・クルヴァ席前でアウェイチームが練習します。

キエーヴォ選手紹介
キエーヴォ選手紹介
(動画:1分15秒)
途中一部の選手紹介が
切れてます

 試合開始前に選手紹介。まずインテル。そしてキエーヴォの選手の名前が一人ずつ呼ばれます。その時スタジアムのスクリーンに選手の顔写真が映しだされるのですが、途中からスクリーンと名前のアナウンスがずれていました。

 今季ガゼッタの予想スタメンは外れてばっかりなのですが、控えとしても予想されていなかったバローニオがスタメンになっていました。バローニオは練習試合で得点するなど調子が良さそうだったので、そろそろベンチ入りはするかとは思っていましたが、いきなりスタメン起用にはびっくりしました。
キエーヴォクルヴァ席 さて試合開始。
 インテル・クルヴァ席では発煙筒を焚いていましたが、キエーヴォ側は無し。インテル側ウルトラが一致団結さまざまなバリエーションの応援歌を繰り広げるのに対し、キエーヴォ側はたまに思い出したかのように「キエーヴォ!キエーヴォ!」と言うだけで、黙々と試合を見ています。インテルの応援ばかりスタジアムに響いて、インテルがホームのようでした。
 前にエンポリ戦を観戦した時には、キエーヴォもウルトラが音頭をとっていろいろとやっていたのですが、クルヴァ席のそのウルトラがいつも占めている場所が100名分ぐらい、なぜかぽっかりと空いていました。

 試合の方ですが、インテルはザッケローニさんになってクーペルさんの頃よりプレーにスピードが出てきました。レコバが初っぱなから絶好調。私はキエーヴォの次にインテルが好きで、特にヴィエリとレコバがお気に入りなんですが、「レコバ〜今日は頑張るんじゃない!頑張るのは水曜日のCLからにしてくれ!」と叫びたかったです。キエーヴォはレコバをちゃんと押さえておかないと怖いぞと思ったのですが・・・。
 キエーヴォは、よくランナが左サイドを駆け上がっていましたね。そして左前にいるセミオリかサンターナへ(この2人、よくポジションをチェンジしてました)ボールを渡します。しかしそこから先、どうしてもフィニッシュに持ち込めない。なんか最近サイドを突破しても、そこから先打つ手が無いというパターンが多いような気が・・・。コッサートが調子悪そうで、アマウリの方が動きが良かったです。バローニオにはいくつか魅せるプレーがありましたが、コリーニさんの代わりにはまだまだ・・・。

 マルケジャーニなんですが、今季始めの頃は動きがのろのろしていて、正直「大丈夫か、このおっさん」と思ったのですが、長年の経験からか動きは少なくてもシュートコースを良く読んでいて、シュートの飛んでくる方向に素早く反応してゴールを守っています。この日も危ない場面を救っていましたので、あの退場さえ無ければ良い採点がついたんじゃないかと思います。なんかゴールキックをどかーんと打ち上げるのが、ドイツのカーンのに似てる。

 で、この日の審判ですが、試合最初からイライラさせられました。まず服が白だったんですが、照明のせいかキエーヴォの黄色ユニがかなり白っぽく見えたので、キエーヴォの選手と紛らわしい。何度かパスコースを塞ぐような所にいたりと邪魔。邪魔な所に突っ立ってる割には、ファールをインテルのもキエーヴォのも見逃してたり。そしてマルケジャーニの一発退場は、あれはなんなんだ?
 ボールがヴィエリとマルケジャーニの間に落ち、それをお互い取ろうとして正面からぶつかったように見えました。ヴィエリが長いこと死んでたのでイエローぐらいは出るかもなとは思ったのですが、運悪くぶつかっただけで一発退場になるほど危険な行為したようには見えませんでした。強く抗議したらしいランナもイエローカード。
 キエーヴォクルヴァ席、そしてメインスタンド・バックスタンドにいるキエーヴォファンからは大ブーイング。こんな時サンシーロやオリンピコなら発煙筒やペットボトルやゴミが飛ぶんですが、おとなしいキエーヴォファンらしく、チラシを折った紙飛行機をへろへろ〜と飛ばすぐらいでした。

 GKとしてフレッツォリーニが入るため、アマウリが交代。FWのどちらかを下げるしかないとは思うんですが、アマウリの方が調子良かったので、下げるならコッサートの方がよかったんじゃないかと思いました。
 大ブーイングが響く中、レコバがフリーキック。壁を抜けましたが、フレッツォリーニがしっかりキャッチ。
 その後コッサートが倒されたのを審判がファールを取らなかったりしたので、審判が何かするたびにキエーヴォ・クルヴァ席からブーイングが飛んでいました。
 納得いかないジャッジに怒って闘争心に火がついたのか、キエーヴォの選手の動きがマルケジャーニの退場前よりアグレッシブになりました。まあキエーヴォは、人数が減ってもいつも退かずに前に向かいますが・・・。勢いでインテル守備陣を崩せそうな雰囲気でしたが、そこで前半終了。

写真 (写真をクリックすると大きな画像を表示します)
キエーヴォ対インテル戦チケット キエーヴォ対インテル戦練習 キエーヴォ対インテル戦前半
チケット
練習風景
試合前半

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