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2004年5月9日 セリエA ウディネーゼ対キエーヴォ (ウ-ディネ) 

 朝の天気予報でウーディネは「雪」マーク。おいおい5月だぞと思っていたら、12時ごろウーディネの駅に着いたとたん、雷が鳴りバラバラと雹が降ってきました。気温は14度。その後少し日が差してきたりもしたものの、14時過ぎにスタジアムで切符を買っている時にまた雷が鳴り出し、試合開始時には土砂降りの雨。

キエーヴォサポ席 ウディネーゼは今日がホーム最終日のため、ファンサービスか切符の値段はメインスタンド中央(Tribuna Centrale)でも20ユーロ(女性・子供は15ユーロ)。そのためか、夫婦や家族連れで来ている人たちも多かったです。
 観客数は、一昨年秋に見に行った同カードの試合よりも多かったものの、メインスタンド、バックスタンド、ホームゴール裏とも、端の方は空いていました。アウェイゴール裏は2人だけ(笑)。その脇のアウェイ隔離席にはキエーヴォサポが50名ほど。

 スタメンは、キエーヴォの方はマルケジャーニ、マラゴ、バルザーリ、サーラ、ランナ、サンターナ、モローネ、バローニオ、セミオリ、コッサート、アマウリ。ガゼッタの予想ではモーロとペリッシェルが入っていたのですが、ペリッシェルはともかくモーロはどしたの?(ペロッタとザンケッタは出場停止。ダンナは怪我)。ウディネーゼの方はデ・サンクティス、ベルトット、センシーニ、クロルドルップ、アルベルト、ピンツィ、ピサーロ、ムンタリ、ヤクロフスキ、イアクインタ、ヨルゲンセン。

 試合開始前、ウディネーゼのテーマソング?が流れ、会場中が大合唱。選手入場時には、バックスタンドに全選手の写真がプリントされた大きな幟(ノボリ)が立てられました。

 激しい雨に時折雷の鳴る中、試合開始。両チームとも積極的に攻めていきます。
 キエーヴォは中盤のバローニオとモローネが攻守にいい動きを見せてはいましたが、サイド2人がいま一つでFW2人にうまく球が回らない。対してウディネーゼは、ヤクロフスキ、イアクインタ、ヨルゲンセンのコンビネーションが素晴らしく、中盤でのボール争奪に勝利すると、この3人ですばやくパスを回してキエーヴォの守備を抜き、瞬く間にゴールへと迫ります。マルケジャーニが横っ飛びで何度もピンチを防いでくれていました。

 ウディネーゼはUEFA杯出場権のかかっているので、スタンドからの応援も熱かったです。
 メインスタンドの後ろの方ではトランペットで応援歌が吹かれ、隣に座っていたおばさんが大声で歌っていました。

 試合開始から30分ほど経過した頃。バローニオの蹴ったフリーキックがゴール前に飛び、そのボールめがけてキエーヴォとウディネーゼの選手数名が飛び上がり何人かの頭が重なったっと思ったら、ボールはするるっとウディネーゼゴールへ。一瞬すぎて誰がどうしてそうなったのかわからんが、とにかくキエーヴォ1得点らしい。(コッサートのヘディングがウディネーゼのDFに当たって入ったらしい。一応コッサートの得点とされた)

 それから15分ほどして、今度はウディネーゼの方が、ちょっと嫌な位置でフリーキックをもらう。ピンツィのキックに合わせて、イアクインタが素早くシュート。マルケジャーニもこれはちょっととれなくて1-1に。スタジアムには歓喜の声。そこで前半終了の笛。いつの間にかロスタイムに入っていたらしい(フリウリ・スタジアムの電光掲示板は現在工事中で、時計も無いため試合の経過時間は自分の時計を見ないと分からない)

 雨は小降りになってきたものの、気温はさらに下がったようで、足元からしんしんと冷えてきます。周りの観客のほとんどがコートを着ていて、中にはダウンジャケットを着込んでいる人もいる。5月だぞ・・・

 後半は雨は上がり時折日が差してくるようになったものの、ピッチ状態は最悪。選手が走りボールが転がるたびに、大きな水しぶきが飛んでいました。キエーヴォはピッチの悪さにはホームで慣れているからか前半とほとんど動きは変わらなかったのですが、ウディネーゼの方はボールのコントロールに苦労し、ミスが増えてきました。

 ピッチ横では両チームの控え選手がアップし始めました。ウディネーゼ側にはヤンカーさんの姿も(太ったような気がするのは気のせいか?)。後半10分過ぎ、まずキエーヴォが今日は調子が悪かったセミオリに代えてイゴ(って誰?)を投入(プレースタイルがルシアーノに似ていました)。

 ウディネーゼ側もセンシーニに代えてピエリーニ。拍手喝采の中、センシーニがベンチに戻っていきました。その後イアクインタ、ピサーロが、それぞれファヴァとパツィエンザと交代の時も拍手喝采。

 ヤンカーさんは本日出番なし・・・つか、今のウディネーゼにヤンカーは全くいらんわな(^^;)。そのヤンカーさん、翌日のガゼッタ紙に、ドイツ1部リーグ崖っぷちのカイザースラウテルンへの移籍決定の記事が載っていました(現ラウテルンのクローゼは、来期よりブレーメン)。なおこの試合で体を冷やしたのか、最終節は風邪で休みでした。

 さて後半はキエーヴォの方が優勢で、アマウリの惜しいシュートもあったのですが、1-1のまま試合は動かず。

 ロスタイム3分が告げられてすぐ、ウディネーゼゴール裏よりウェーブが起こりました。ウェーブはバックスタンドを回り、それをキエーヴォサポーターが繋いでメインスタンドへ、そしてゴール裏に戻ってもう1周。その間に警官隊がサポーターのピッチ乱入に備えて、スタンドに向かってアリーナ内に並び始めました。

発炎筒 3分後試合終了。観客席は総立ちで拍手。ゴール裏では様々な色の発炎筒が焚かれていました。ホーム最終恒例のピッチ乱入は今年はなし(今年は他でも乱入はほとんど無かったですね)。ピッチ上ではキエーヴォとウディネーゼの選手が握手し、両チーム監督が抱き合っていました。場内放送で他の試合結果が放送されたのですが・・・レッジーナ対ミラン2-1って何よ?(爆笑起こってました)。

 ウディネーゼの選手はその後、お揃いの紺のTシャツを着てゴール裏のサポーターの方へ。そして手を振りながらバックスタンド→アウェイゴール裏→楽しそうに手を振るキエーヴォサポーターの前を通り、メインスタンドへと、スタジアムを一周。そしてピッチの中央に戻って、全員一直線に並んでゴール裏のサポーターに向かってスライディング。

 スタジアムを出るとバスが2台待っていました。バスの昇降口で切符のチェックを受けて、満員のバスに乗り込むと、バスはすぐに発車。車内はウディネーゼがUEFA出場権を獲得できたのかどうかという議論が(多分赤の他人同士の間で)沸き起こっていました。


写真 (写真をクリックすると大きな画像が別ウインドウで開きます)
試合前 ホームゴール裏 試合終了後
試合前
ホームゴール裏
試合終了後
挨拶まわり スライディング
ファンに挨拶まわり
スライディング

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