| Home | チーム | 選手紹介 | Bierhoff | 試合結果 | 観戦方法 | 観戦記 | BBS | Links | EuropeQuest本館 |
観戦記Topへ
11/17 セリエA ウディネーゼ対キエーヴォ (ウ-ディネ) 
(写真はこちら)

 ウーディネはイタリアの北東、オーストリアとスロベニアとの国境近くにあり、ヴェネツィアから列車で約2時間。
 ウディネーゼのホーム、スタディオ・フリウリは町外れにあって、駅からバスで20分ほど。ウディネ駅前の通りを挟んだ向かい側にバス会社のオフィスがあり、スタジアムへのバスはその前から出発します。

 チケット売場は座席の場所・種類別に分かれています。バス停に近い側にそれぞれの売場が並んでいますが、アウェイ寄り(SUD=南)の席の一部はスタジアムの裏手側にある売場での販売になります。
 当日券はTribuna Laterale Sud(メインスタンド・アウェイ寄り)の席で52EUROでした。チケットはブロックの指定のみで座席番号は無し。入場時はチケットを見るだけで持ち物検査はありませんでした。マッチデー・プログラムは、5席に一冊の割合で座席に置かれていました。

 スタジアムは陸上競技との兼用スタジアムで、メインスタンドのみ屋根があります。雨が降っていたせいもあり、4万人収容のスタジアムで入場者数は1万5千人ほど。空席がかなり目立ちました。
 スタジアム内には、ソフトドリンクを売るスタンドがいくつかあるだけなので、グッズや軽食を買いたい人は、外の屋台で済ませておいた方がいいと思います。

 さて試合ですが、立ち上がり早々からウディネーゼが猛攻をかけ、キエーヴォはそれに振り回されてうまくDFラインを築くことができません。何回か裏を突かれ、そして前半早い時間にウディネーゼのヨルゲンセンが先制点。

 それから十数分後には、ウディネーゼのムッツィがDFをかわしてキエーヴォゴール左前へ。これを停めようとGKのルパテッリが飛び出したところをかわしてゴール真正面にパス。そこに立っていたヤンカーが無人のゴールに入れてウディネーゼが2点目。ヤンカーはこれがセリエA初ゴールとなりました。
 ゴールするまでのヤンカーの動きはあまりぱっとしたものが無かったのですが、このゴールで自信がついたのか、その後はパスにドリブルにと非常に冴えたプレーを何度も見せてくれ、その度にスタンドから「ブォーノ!」「グランデ!」といった声が上がっていました。後半終了の少し前、交代でベンチに下がるときには大拍手とヤンカーコールが起こっていました。これなら20日の親善試合でも活躍してくれるのではと期待したのですが、肋骨痛めたとかで土壇場で欠場してしまったのが惜しいです。

 ヤンカーのゴールからすぐ後、キエーヴォはその前から準備をさせていたビアホフを投入。その後徐々にキエーヴォも調子を取り戻してきました。後半開始直後、そのビアホフがゴール。その時には会場中から拍手が起きました。
 その後はキエーヴォも完全に調子を戻して持ち味の超攻撃的サッカーを繰り広げ、ウディネーゼも負けじと攻撃をかけ、かなり白熱した面白い試合になりました。
 結局試合の方は、2:1でウディネーゼの勝利。

 観客ですが、メインスタンドの方は若い人はあまり見かけず、おじさんが多かったです。チームマフラーをしている人はたまにいましたが、ユニフォームを着ている人は見かけませんでした。
 クルヴァ席から聞こえてくるのに合わせてかけ声かけたり歌ったりしている人もいましたが、試合開始して暫くはみんなおとなしく観戦していました。ウディネーゼが先制点をあげた時も座ったまま頷いたり、ガッツポーズを取るぐらいと反応がおとなしめだったのですが、徐々に興奮してきて、2点目の時はみんな総立ちで喜んでいました。後半は試合が白熱したこともあり、シュートが外れたりファールを取られたりする度に椅子を叩くわ蹴るわ、両手振りかざして叫ぶわ、立ち上がって後ろ向いて大声で訴えるわと、見ていて面白かったです。
 対してキエーヴォ側の様子ですが、全部で50人ほどしかいなかった事もあり、選手紹介の時と1点返した時に旗を振っていたぐらいで終始おとなしかったです。そのせいか、あるいはデル・ネーリ監督がウディネ出身の人だからか、ウディネーゼ側ティフォージも相手を挑発するような事はしていませんでした。

 帰りは隣で観戦していたおじさんと仲良くなったので、駅までおじさんの車で送ってもらいました。道路が観戦帰りの車で渋滞し、駅まで40分ほどかかりました。

 その日の夜行列車でミュンヘンへ移動し、朝駅売店でKicker誌を購入したのですが、このウディネーゼvsキエーヴォ戦のことも記載されていました。
 その夜のニュースで、親善試合に向けてのルディ・フェラー監督のインタビューやドイツ代表の現地入りの様子を流していましたが、セリエで初ゴールを決めたということでヤンカーが注目されていたようでした。

Home  観戦記Top  Page Up