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5/3 セリエA ラッツィオ対ユヴェントス (ローマ) 
(写真はこちら)
 スタジアムへは、ポポロ広場近くから市電を使って行きました。
 ポポロ広場はスペイン広場から徒歩10分。広場を横切ってポポロ門を出たところに市電の停留所があります。電車はほぼ10分間隔で運行。ダフ屋もいて、電車に乗る人に声をかけていました。

 10分ほどで終点に到着。その時既に試合開始5分前だったので、電車の乗客のほとんどがスタジアムに向かってダッシュ。電車の進行方向先に公園があり、そこを右へ曲がるとテヴェレ川。橋が架かっているその先にスタジアムが見え、歓声が聞こえてきました。
 橋を渡りきったあたりからダフ屋が数人声を掛けてきました。チケットを見せてもらうとOspiti(アウェイ)と書いてあったので断って先へ。スタジアムからは選手名を読み上げる声が聞こえてきました。

 スタジアム前にも数人ダフ屋がおり、声を掛けてきた1人と交渉。最初に提示してきたチケットはまたOspitiだったので他に無いのかと聞くと、Cruva席のチケットを出してきました。言い値は30Euro。正規は16Euro。ガゼッタで当日券ありになっていたし、試合開始ぎりぎりの時間だったので「10Euroなら買う」と言ってみると、それじゃ売れないと言われ交渉決裂。
 また1人声を掛けてきたので幾らか聞くと、Cruva席を30Euro。10Euroでなきゃ買わないと立ち去ろうとすると、「OK、10でいい」と呼び止められ10Euroで購入。

 チケットはCruva SudでK16と書かれていました。ゲートはどこだろうとキョロキョロすると、さっき購入したダフ屋のおじさんが、左手の方を指して「あっちだよ」と教えてくれたのでそっちへ。ゲートがありチケットを提示しながら「ここでいいの?」と聞くとよいとの事。
 ゲートを入ったところでボディーチェックあり。セリエ観戦4回目にして、ボディーチェックを受けたのは初めて。

 試合開始の笛と観客の歓声が聞こえてきました。急いでスタンドに出る階段を昇ると、スタンドへの出口付近は何重にも人垣ができていてすり抜ける隙間もないほど。別の階段にしようとスタンド裏の通路に戻り、ちょうど売店があったのでペットボトルの水を購入。キャップを外して渡されました。
 別の階段の上もまた人垣ができていましたが、右横をすり抜けて上がっていく人がいたのでその後に付いていきました。チケットには座席番号の指定はありましたが、試合が始まっていたのでとりあえずスタンドの上の方にあった空席へ。

 Cruva Sudはアウェイ側のゴール裏だったようで、元々メインスタンドとCruva Sudとの間に柵で囲まれたアウェイ用の席があったのですが、そこから続いてSudスタンドの半分ぐらいまでがユーヴェサポーターに占められていました。その席の端にある階段には警官隊が並び、ラッツィオサポがいる席と分離していました。

シーズン終了まで残り4節という事で、この節より全試合同時に開始されます。
この時点での順位は次のとおり
1. Juventus 67
2. Inter 59
3. Milan 55
4. Lazio 53
5. Parma 49
6. Chievo 48
7. Udinese 44

ユヴェントスはこの試合に勝ってインテルが負ければスクデット。
ラッツィオは4位でCL枠内ですが、まだパルマ、キエーヴォに抜かされかねないので一つも落とせない状態です。

試合はラッツィオが良い攻めを見せますが、ブッフォンの好セーブに阻まれます。一方ユヴェントスは火曜日にチャンピオンリーグ準決勝を控えているせいか消極的。トレゼゲは今一で、デル・ピエロはいるのかいないのか分からない状態。ダービッツは元気よく動き回っていましたが・・・。後半ラッツィオはPKのチャンスがありましたが、フィオーレが外して0-0のドローで終わり、ユーヴェのスクデット決定は次節以降に持ち越されました。

この日の審判はコリーニ氏だったのですが、ファールを取らずに結構流していました。何か大きなファールも流してしまったようで、そのせいでCruva Sudスタンドの前の方にいたラッツィオサポーターとユーヴェティサポーターが拳を振り上げ怒鳴りあいを始め、やがてペットボトルやら発煙筒やらを互いに投げつけだしました。警官が止めに入って間もなくおさまったのですが、クルヴァ席の前の方は熱狂的なファンが多く集まっているようで危ないと思いました。私のいたスタンドの上の方はラッツィオ・ユーヴェとも女性の姿も多く(ハーフタイムには高校生ぐらいの女の子5、6人が記念撮影してました)、互いが険悪な状態になることはなかったです。

試合途中にスクリーンには、他会場での試合の途中結果が出ます。得点が入るとピンポーンという音と共に表示されるのですが、前半15分にReggina 1-0 Romaと表示されると周りから歓声が上がりました。
後半開始直後、スクリーンにChievo 0-1 Piacenzaの文字が。キエーヴォどうした。この時周りは無反応。
後半15分頃から次々と他会場でのゴールのアナウンスが入りだしました。順位がラッツィオのすぐ下にいるパルマがボローニャに先制された時には喜びの声があがり、そのすぐ後ローマが得点するとがっかりした声が起こりました。キエーヴォも得点し1-1に。その後5分ごとに得点し3-1へ。3点目の時には会場がざわつきました。

試合終了後の順位は以下のとおり。5位6位が入れ替わりました。
1. Juventus 68
2. Inter 60
3. Milan 58
4. Lazio 54
5. Chievo 51
6. Parma 49
7. Udinese 47

試合終了後、またスタンドの前の方ではラッツィオ・ユーヴェの両ティフォージが発煙筒やペットボトルを投げはじめました。物が飛んでくるのが少し収まるのをまってからユーヴェ席から離れた方の階段へ。ユーヴェ席は安全のため警官に囲まれ、スタジアムからの退場もラッツィオ側がすべていなくなるまで止められていました。

帰りの市電は3本ほど見送った後乗り込むことができました。電車の中では中学生ぐらいの子達が「ラッツィオ!ラッツィオ」と叫びながら壁や窓を叩いていました。また一方ではおじさん達が、ラッツィオとの勝ち点差が3と縮まったキエーヴォについて話ていました。

その晩のTVのサッカー討論番組で、ラッツィオ対ユーヴェのジャッジについて取り上げていました。コリーニ氏はユーヴェ側のハンドとあと一つ何かファールを見過ごしていたようで、翌日のCorriere della Sera紙では今節のワースト3に選出されていました。


写真 (写真をクリックすると大きな画像を表示します)
チケット スタジオ・オリンピコ オリンピコ内
チケット
スタジオ・オリンピコ
オリンピコ内
試合開始前 ホーム側 アウェイ側
試合開始前
ラッツィオ側クルヴァ席1
アウェイ側クルヴァ席2

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