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11/20 ドイツ対オランダ親善試合(ゲルゼンキルヒェン) 
写真その1  写真その2

 チケットはDFBとアレーナ・アウフシャルケの両方で販売していましたが、9月中頃に両方にメールで問い合わせた時にはすでに完売していました。その後ドイツの知人に頼んだり、ドイツのチケットサイトを廻ったりもしたのですが、座席のチケットは手に入りませんでした。立ち見席ならプレミア価格で販売しているサイトもあったのですが、日本への送料が40EUROほどかかる上に、私は背が低いので立ち見では全く見えないだろうと思い、当日のダフ屋にかける事にしました。

 さて当日ですが、ゲルゼンキルヒェンのホテルにチェックインし、16時前にスタジアムに向かうため中央駅地下の市電駅へ向かいました。。
 アレーナ行きの市電を待っていると、アレーナ方向から到着した列車から、ハイネケンを片手に持ったオレンジ色のオランダサポーター集団が、歌いながらぞろぞろ降りてきました。スタジアムに向かう間も、対向路線を走る列車にはオレンジ集団が多数。逆にドイツサポーターは時間が早すぎるせいか、ほとんど見かけませんでした。

 20分ほどでアレーナ・アウフシャルケ駅に到着。まずだめもとでチケット売場にも行ってみましたが、やはり完売との事でした。
 その後ダフ屋を探してスタジアム周辺をうろうろしましたが、時間が早いせいか見つけられず、30分ほどスタジアムと市電駅周辺をうろうろした後、やっとチケット売場と市電の駅の間で若い2人組のダフ屋を見つけました。

 ホームゴール裏の立ち見席を50EUROでと持ちかけられたのですが、座席は無いのかと尋ねると、座席は100EURO以上して高いから立ち見の方がいいと勧められました。それでも座席がいいと言うと「少し待ってろ」と言われ、少し離れた所に立っていたおじさんの所に行き、帰ってきてメインスタンド1階Aブロック(正規値32EURO)を150EUROと持ちかけてきました。
 150EUROはちょっと高いのでもう少し安くと交渉しましたが、「だったら立ち見の方にしなさい」と足下を見られているため一向にまけてもらえず。他にダフ屋も見あたらなく、寒いわ暗くなってくるわで弱気になっていたので、結局言い値の150EUROで購入してしまいました。
 なおこのダフ屋、W杯でも茨城と横浜でチケットを売っていたそうです。

 スタジアム周辺にはビールとプレッツェルを売っているスタンドが1軒あるだけで、他に店はありませんでした。スタジアムへの入場も17時からだったので、なるほどオランダ人が大挙して街に繰り出してくるわけだと思いました。

 チケットはバーコード部分を機械に通してチェックするようになっていました。さっきのダフ屋がその辺でまだ商売に精を出していましたので偽物の可能性は低いとは思っていましたが、それでも通すときには緊張しました。その後ボディチェックと手荷物のチェックあり。そこを抜けた所でマッチデー・プログラムを2EUROで売っていました。

 試合開始までまだまだ時間があったので、移動可能な所はあちらこちら行ってみたのですが、サッカー専用のスタジアムという事でどこからでも見やすかったです。
 スタジアム内のスタンドでの買い物には専用のプリベイトカード式が必要なため、最低額の5EURO分を購入しましたが、それでビールと焼きソーセージを購入するのに足りました。ビールはノンアルコールのため、飲めば飲むほど身体が冷えます。ドーム型のスタジアムですがドーム上部が開いているので、風が無いだけで気温は外とそれほど変わらず、観戦中結構寒かったです。
 シャルケグッズを売っているスタンドもあり、こちらは現金可でした。ドイツ代表のマフラーも売っていました。今日の試合の記念マフラー(13EURO)を売っていたので記念に購入。ドイツ・オランダが半分ずつになっていて、たまたまオランダの部分を上にして持っていたら、「それを売ってくれ」とオランダ人に声を掛けられました。

 観客はドイツ人がほとんどでしたが(シャルケのカードを首から下げている人が多かったです)、オランダ人も結構見かけました。アウェイ席およびその周辺は見事なまでにオレンジ一色に染まっていました。日本人も3人ほど見かけ、うち1名は取材で来た某新聞社の人でした。
 ドイツ・オランダともユニフォーム・マフラー着用で、歌い踊ってすでにハイテンションな人が多かったです。変な被りものをしたり、フェイス&ボディペインティングしたりとお祭り騒ぎでした。記念撮影している人も多かったです。

 自分の座席ですが、メインスタンドのアウェイ側に近い、一番最前列でした。座席すぐ前がスタジアム外からピッチや控え室に入る連絡通路で、控え室へと向かうフェラー監督他ドイツ代表がすぐ間近を通るのを見ることができました。また前半のボビックのシュートや後半のカーンの好セーブを真正面で見ることができたので、150EUROは高かったものの自分的にはおいしい席でした。

 試合開始前には小学生ぐらいの子供によるドイツ対オランダの試合が行われ、その後アクロバットやら和太鼓に合わせて女性がパフォーマンスするセレモニーがありました。会場内のモニターでは、時折過去のドイツ・オランダ戦や日韓ワールドカップのハイライトを流していました。

 そして20時すこし前、選手が入場し整列。国歌斉唱はオランダが先だったのですが、その時会場中からもの凄いブーイング。続いてドイツ国歌の時は、オランダ側からもブーイング。

 キックオフ。メインスタンドから見て左がドイツで、右がオランダ。
 ドイツは積極的に攻撃をしかけていました。特に今回10番をつけたシュナイダーが左右両方によく動くいて何度もチャンスを作っていました。しかし点にどうしても結びつかず。クローゼが前半途中に急に動きが悪くなったのでどうしたのかと思っていたのですが、帰国後の掲示板の書き込みで試合中に目のあたりを怪我したらしいという事を知りました。

 ドイツの方がが優勢に見えたので、観客席も沸いてました。
 アウェイゴール裏2階に陣取っているブラスバンド軍団がいて、凱旋行進曲など演奏していましたが、本職の人がやっていたのか演奏が上手でした。
 ウェーブも起こり、オレンジ軍団も巻き込んでスタジアムを3周ぐらい廻っていました。

 ドイツ守備陣はよくやっていたと思うのですが、オランダ攻撃陣の方が一枚上手だったのかなあ、一瞬の隙をついて先制点を決められてしまいました。カーンが横っ飛びしたものの間に合わず。
 先制されたのがよっぽどショックだったのか、ゴール後しばらくドイツのみなさん、応援したり歌ったりするのをやめてしまっていました。

 それから10分後、シュナイダーからゴール前に上がったボールを、地面すれすれに落ちかけたところをボビックがダイビングヘッドでゴールにねじ込んで同点。
 会場中が再び沸き立ち、ゴール裏から応援歌の大合唱が聞こえてきました。

 その後はドイツ・オランダ五分五分といったところで、前半終了。

 後半クローゼがフライヤーと交代。そしてあんまり目立った動きのなかったイェレミースもケールと交代。
 後半もドイツ中盤は引き続き良かったのですが、ディフェンスの方が少し怪しくなってきました。1回突破されたのはカーンのファインプレーで防いだのですが(その時は会場中から「オリー!」と声がかかっていました)、2回目はかなり間近から打たれて止められず。オランダ2点目

 ボビッチとアサモアが交代。交代の時に大拍手が起こりました。それからべーメと交代でノイヴィル。交代でちょっとディフェンスが混乱した隙をつかれたようで、オランダがさらに3点目。

 3点取られた後は、ドイツは疲れたのか諦めたのか、動きがひどく鈍くなりました。ノイヴィルが頑張って走り回ってはいたのですが・・・。
 ドイツの観客は負けたとぞろぞろ帰りだし、オランダ側は国歌を歌い始めていました。そして試合終了。終了したときには観客の4分の1はもう帰ってしまっていたような気がします。
 試合後ピッチでカーンがインタビューを受けていました。

 帰りの市電は、今乗り込んでいる列車のすぐ後ろに次のが控えているというぐらいに大増発されていたので、観客数6万人の割にはそれほど待たずに乗り込むことができました。ただし車内は日本の満員電車並にぎゅうぎゅうでした。

 翌朝ケルン駅でkickerとBild誌を購入。1:3の負け試合の割には評価が結構高かったです。その日の宿にはテレビが無かったので、ニュースではどう取り上げられたのかは分かりません。


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