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03年11/1 セリエA ACミラン対ユヴェントス (ミラノ) 
(写真はこちら)
 この日の夕方ミラノ着で間に合うかどうか微妙だったので、事前にチケットを用意しませんでした。試合数日前にACミランのサイトを覗いたときには売っていなかったので、すぐ売り切れたのか最初から売ってなかったのか・・・。

 ホテル近くのサンタマリア・グラツィエ教会前の停留所から、19時45分頃のトラム24番に乗車。満員でした。15分ほどでスタジアムに到着。
 まず市電駅側(青:ミラン席側)にあるチケットブースに行きましたが、一つの窓口を除いてシャッターを下ろしていました。開いてる窓口で聞くと売り切れの事なので、ダフ屋を探します。チケットブース周辺を物欲しそうな顔してうろうろしていると、2階メインスタンド100ユーロというダフ屋が現れました。そんなの買えるかと立ち去ろうとすると50ユーロまで下げてきましたが、チケットが去年の物とはだいぶ異なっていて、他のを見て偽物じゃないかどうか判断したかったので断ってしまいました(希望の席で予算内だったので、さっさとここで決めてしまえば良かったと後で後悔)。

 市電側ブース周辺はあまりダフ屋がいなかったので、バス駐車場側(緑:インテルクルヴァ席側)へ移動。途中4〜5mはありそうな壁を乗り越える、十数名の地元ファンを見かけました。
 バス側の方がダフ屋が多く、それも堂々と大声でチケットの種類を叫びながら商売していました。私の希望は2階か3階のメインかバックスタンドを50ユーロ以下だったのですが、1階席しか売っていない。1階クルヴァ席は物が飛んできて、おちおち観戦できないので却下。1階メインスタンドを売っているダフ屋を捕まえると「150ユーロ」。高すぎると断ると「100ユーロでどうだ」と言ってきました。好カードですがミランもユーヴェもそれほど好きなチームでは無いので、予算の倍出す気はなく、2階席のチケットを売るダフ屋が現れるか、試合開始後値下がりするのを待つことにしました。
 周りで現地の人たちもダフ屋と交渉してましたが100ユーロ以下には下がらないようで、諦めるかゴール裏の席を買っていました。日本人も数人見かけました。

 試合開始時刻を過ぎ、ダフ屋と再び交渉しましたが(ダフ屋「1階ベストな席が100ユーロだぞ。なんで買わないんだ?」 私「お金無いから」)100ユーロ以下にならないので、市電駅側に戻ってもう一度ダフ屋にあたって、それでもダメなら帰ることにしました。
 市電駅側ブース前の2人組のダフ屋と交渉。1階バックスタンドで最初150ユーロ、次に100ユーロ。チケットを見せてもらうと、Servizi(サービス)と書いてあり、定価が0ユーロというチケットでした。ここ0ユーロになってるやんと粘ると80ユーロ。もう一声70ユーロ〜とこっちが言うと、片方がOK出しましたが、もう一人は「お前何言うんだ」と相方を攻めます。
 財布を取り出し70ユーロしか入ってないのを見せると、70ユーロ否定の方が「あるだけのコイン出せ〜!」とうるさいので、コインを全部(ほとんどセントのコインで合計3ユーロぐらい)を渡しました。本当は別の所に100ユーロぐらい隠し持っていたんだけどね。

 急いで入場ゲートへ。係員がチケットのパーコードを機械で読みとらせてチェックをしていました。私の前に並んでいた2人組のチケットが偽物だったらしく(白地に緑のラインが入ったチケットで、私や他の人の持っているもの(裏が赤黒)と完全に違っていた)、係員に追い返されていました。チケットのチェックと手荷物のチェックを受けた後、バックスタンド(オレンジ)側の入口へ。
 観客席への出口前には立ち見をしている人で壁ができていて通れない。電光掲示板を見ると0-0で、前半20分頃でした。子供をトイレに連れていったらしいおじさんが壁をかき分けて通ろうとしたので、その後ろに続いて人壁を突破。自分の座席を今探し出すのは無理なので、端の方の一番前にあった空席にとりあえず座りました。
 満員のスタジアムの歓声は地響きのようでした(翌日の新聞では観客数8万人となってました)。ミランクルヴァ席は黒と赤のゴミ袋を振りながら応援していました。歓声と派手な応援に圧倒されている間に前半終了。

  ハーフタイムの間に自分の座席を探しだすと、そこには既におじさんが。「そこ私の席」と言うと、「そこに座っとけよ」とその前の一列目の席を指さします。1列目はピッチと同じ高さな上、その前に車椅子の方がずらっと横に並んでいるのでピッチが隠れて見えません。「ここ(1列目)は嫌、替わって」と言っている間にその一列目の席の持ち主が現れたので、おじさんはやっと自分の席へと移動していきました。

 後半開始前、ミラン・クルヴァもユーヴェ・クルヴァも発煙筒を焚きすぎて、会場内はピッチの反対側が見えないぐらい煙で真っ白に。少し煙が薄らいでから試合開始。
 席はかなりミラン・クルヴァ席に近いブロックの1階2列目でした。そのためユーヴェクルヴァ席側の方は見づらく、ピッチとほぼ同じ高さなので試合の流れをつかみにくい場所でした。しかし後半はミラン・クルヴァ側がユーヴェ陣地だったので、私の真ん前にはレグロッタリエ。ということで、ボールよりレグロッタリエばっかり見ていました(笑)。サイドバックにびしびし指示を出し、ミランの攻撃をしっかり抑え、すっかりユーヴェの一員として立派に成長していました。
 試合の方は、ミラン、ユーヴェともどっこいどっこい。トマソンとディバイオのゴールで1−1のドロー。ミランはジーダ、ユーヴェはネドヴェドが良かったです。

 試合終了後すぐスタジアムを出て市電乗り場へ。そのためすぐに市電に乗り込むことができました。しかし何故か途中の駅で全員下ろされ、次の電車を待つことに。それでも試合は22時半頃終了でしたが、23時頃には宿に着くことができました。

写真 (写真をクリックすると大きな画像を表示します)
チケット

ミラン側クルヴァ席

ミラン側クルヴァ席
ハーフタイム後
後半

各ゴール後の様子

頑張るニコラ君
&試合終了後
ミラン応援風景
(動画)
ミラン応援風景
(25秒)

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