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11/23 ブンデスリーガ カイザースラウテルン対バイエルン・ミュンヘン (カイザースラウテルン) 
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 カイザースラウテルンへはフランクフルトからの直行列車もありますが、大抵はマンハイム乗り換えになります。
 11時頃のマンハイム中央駅のザールブリュッケン行きのホームには、全身グッズで身を固めたバイエルンファンが数組列車を待っていました。
 マンハイムからカイザースラウテルンまでは野を越え山越え列車で1時間ほどですが、その途中の駅からもバイエルンファンもラウテルンファンも続々と乗り込んできて、それぞれが叫んだり歌ったりしているので車掌がかなりピリピリしていました。

 試合開始まで時間があったのでラウテルンの町中へ出ました。駅から徒歩15分ほどの所にある街のメインストリートでは、クリスマス市の準備が行われていました。

 一旦駅にもどり、駅の裏の丘の上にあるスタジアムへ。バイエルンファンとラウテルンのファンがぞろぞろとスタジアムに向けて歩いていたので、その後について行きました。中にはバナナを1本ずつ持ったラウテルンファンの姿も。
 途中でラウテルンのファンショップがあったので立ち寄りました。広さはミュンヘン駅のバイエルンショップの3倍ほどで、生活雑貨がすべて揃うのではないかというほど多種多様なラウテルングッズが売られていました。
 
 木立を抜けて丘の頂上に着くと、そこはバイエルン・ラウテルン両方の赤い集団で溢れていました。駅からスタジアムまでは、寄り道しなければ歩いて15分ぐらいです。上り坂ですが、それほどきつくはありませんでした。

 チケットは9月終わりにラウテルンのチケットサービスにEメールで問い合わせて購入していました。そのチケットを引き取りにチケットサービスのカウンターへ。メールでの返事には名前を言えばお渡ししますとの事だったのですが、念のためそのメールをプリントアウトして持っていきました。それを窓口に提示すると、すぐチケットとクレジットカードの請求の控えを渡してくれました。座席はバックスタンド真ん中Lブロックで、料金は31EURO+予約手数料1EUROでした。

 スタジアムの前にはグッズを売る屋台が数軒でていて、ラウテルングッズだけでなく様々なチームのグッズを取り扱っていました。
 チケットはここも機械にバーコードを読みとらせるタイプで、その後ボディチェックと手荷物チェックがありました。自分はバッグをちらっと見られただけですが、缶ビールが見つかって没収されている人を見かけました。

 スタジアムの地階に、ビール・軽食を売るスタンドが数軒並んでいました。ここのビールはアルコール入りで、自分好みの味だったので美味しかったです。ドリンク類はデポジット制を取っていて、カップを返すとその分のお金が返ってくるようになっていました。その返却コーナーでマッチデー・プログラムが1EUROで売っていました。ラウテルングッズのショップもありました。

 観客席はかなり傾斜があって見やすかったです。アウェイゴール裏は現在一部が工事中でした。
 10月にはチケットが売り切れた試合のため、座席は満席。観客はバイエルンファンも多かったです。自分のいたバックスタンドでも3割ほどはバイエルンファンだったと思います。客層は男性が多いですが、結構おばさん、子供、若い女の子もグッズに身を固めて観戦していました。

 試合の方は、前半はラウテルンの出来が悪すぎて試合になっていませんでした。特にDF2人がひどく、素人かと思うほどあさっての方向にパスを飛ばし、ラウテルンサポーターに頭を抱えさせていました。バイエルンは攻め放題なのに対して、ラウテルンは全く攻めることができず、カーンが暇そうでした。バラックとサンタクルスが決めて、0:2でバイエルンのリードで前半終了。

 後半はラウテルン側も少し持ち直し、バスラーと後半から入ったミフスッドがいい動きをしていました。クローゼの惜しいヘディングシュートもあったのですが(ふわっと浮かせたヘディングで、ボールはカーンの頭上を越えてゴールに向かってストンと落ち、入った!と思った瞬間、カバーに入ったバイエルンの選手にぎりぎりクリアされました)、結局試合は0:2で終了。この日もまた試合前に帰りだしている客がかなりいました。

 帰りですが、駅はかなり混雑していました。日本人らしき女性の姿も見かけました。列車の方も観戦帰りの人で一杯で、自分が乗り込んだときには既に座席は全て埋まっていました。

 自分の後ろから、ラウテルンのマフラーを持ち、何故か「バイエルン!バイエルン!」と叫びまくっている高校生ぐらいの集団が同じ車両に乗り込んできて、中で飛び跳ねたり、壁を叩いたりと騒ぎ始めました。そのうちだんだんエスカレートしてきて、網棚の上に登ったり、トイレットペーパーを投げ合ったりし始め、そしてトイレで何か燃やしたのか車内に煙が漂い始めました。さすがにやばいので、煙と反対側の扉を出たところにあるデッキに避難。デッキにいたラウテルンのマフラーをしたおばさんやバイエルンの帽子をかぶったおじさんが、中の様子を見て顔を見合わせ騒ぎに呆れかえっていました。
 その後も騒ぎは収まらず、窓から中を覗くと、どこから取ってきたのか「Freiburg」とか書かれた行き先表示板を振り回したりしていて、やがてラウテルンから30分ほどの所にある駅で彼らは降りていきました。

 しばらくして車掌がこの車両に来て、トイレあたりや反対側のデッキを調べはじめました。その後携帯電話でどこかに連絡し、警察官らしき人がやってきました。どうも火災警報器か何かが作動したようで、その間中列車はストップ。マンハイムには30分遅れで到着となりました。

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